【脱・データのバラバラ管理】kintoneとHubSpotで実現する「顧客の360度ビュー」とは?
- TOKYO DIGITAL 木戸

- 2025年9月10日
- 読了時間: 3分
更新日:1月18日
「お客様から問い合わせがあったが、過去の商談内容がわからずトンチンカンな対応をしてしまった」 「営業は売って終わり。その後のサポート状況を誰も把握していない」
部門ごとに使うツールが異なり、顧客情報が分断されている(サイロ化している)企業でよく起こるトラブルです。
これを解決するカギが、「顧客の360度ビュー」という考え方です。 難しそうに聞こえますが、シンプルに言えば「一人の顧客に関するあらゆる情報(契約前のアクションから契約後のサポートまで)を、一箇所ですべて見られるようにすること」です。
本記事では、得意分野の異なる「kintone」と「HubSpot」を組み合わせることで、高額なシステムを使わずにこの「360度ビュー」を実現する方法を解説します。
なぜ、顧客データは「バラバラ」になってしまうのか?
多くの企業では、部門ごとに最適なツールを選んで導入した結果、データが分断されてしまいます。
マーケティング部: Webからのアクセスやメール開封を知りたい(→HubSpotを利用)
営業部・総務部: 契約書や請求書、案件管理をきっちりやりたい(→kintoneを利用)
それぞれのツールは優秀ですが、連携していないと「マーケティング部は契約後のことを知らない」「営業部は顧客がWebで何を見ているか知らない」という「片目をつぶった状態」で仕事をすることになります。これでは、顧客に最適な提案を行うことはできません。
kintoneとHubspot連携で実現する「顧客の360度ビュー」の正体
kintoneとHubSpotを連携させると、両方のデータが紐づき、一人の顧客を「丸裸」にできます。これが360度ビューです。具体的には、営業担当者がいつものkintone画面を開くだけで、以下の情報がすべて見えるようになります。
【過去】どんな経緯で興味を持ったか?(HubSpot情報)
Webサイトのどのページを見たか
どのメールを開封し、どの資料をダウンロードしたか
【現在】商談の進捗は?(kintone情報)
見積書の提出状況
直近の面談記録
【未来】契約後の状況は?(kintone情報)
クレームや問い合わせ履歴
請求・入金状況
マーケティング(集客)、セールス(販売)、カスタマーサクセス(サポート)。この一連の流れが一本の線でつながるのです。
360度ビューがもたらす「3つの経営メリット」
単に便利になるだけではありません。売上に直結するメリットがあります。
1. 「提案のタイミング」を逃さない
「以前失注したお客様が、最近また料金ページを頻繁に見ている」 HubSpotがこの動きを検知し、kintone上の担当者に通知を送れば、絶好のタイミングで再アプローチが可能です。
2. 顧客満足度(CX)の向上
サポート担当者が電話を受けた際、画面を見れば「このお客様は決裁権を持つ役員の方で、過去にこういったトラブルがあった」と即座に把握できます。お客様に何度も同じ説明をさせることなく、神対応が可能になります。
3. アップセル・クロスセルの機会創出
「このサービスを使っている企業には、あちらのオプションも売れるはずだ」 契約情報(kintone)とWeb行動履歴(HubSpot)を掛け合わせることで、精度の高い追加提案リストを自動で作成できます。
まとめ:データをつなげば、ビジネスが変わる
「顧客を知る」ことはビジネスの基本です。 kintoneとHubSpotという、中小企業にとって身近なツールをつなぐだけで、大企業並みの高度な顧客管理(CRM)は実現可能です。
「ウチのデータもつなげられる?」「具体的な設定方法は?」と気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。貴社の業務フローに合わせた最適なデータ連携を設計いたします。








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