【徹底比較】Salesforce vs kintone×HubSpot｜中小企業に最適なのはどっち？
- TokyoConsulting0707
- 9月10日
- 読了時間: 4分
更新日：2 日前
「営業支援システム（SFA）といえば、やっぱり世界シェアNo.1のSalesforceを入れるべき？」 「それとも、最近よく聞くkintoneやHubSpotの方が安くて使いやすいの？」
システムの導入を検討する際、この「王道（Salesforce）」か「現実解（kintone × HubSpot）」かの選択で迷われる経営者様は非常に多いです。
「大は小を兼ねる」と考えてSalesforceを選びがちですが、実はここが落とし穴。中小企業のシステム導入において、高機能すぎるツールは逆に現場の混乱を招く原因になります。
本記事では、数多くの導入支援を行ってきたプロの視点から、両者の違いをコスト・機能・運用面で徹底比較し、貴社が選ぶべき「正解」を導き出します。
「Salesforce」が中小企業にとってオーバースペックになりがちな理由
誤解のないように申し上げますが、Salesforceは間違いなく世界最高峰の素晴らしいシステムです。しかし、従業員数名〜数百名規模の中小企業にとっては、「フェラーリでコンビニに行く」ような状態になりがちです。なぜ、中小企業にはハードルが高いのでしょうか。
1. 多機能すぎて「使いこなせない」
Salesforceには、世界中のあらゆるビジネスに対応できる数千の機能が備わっています。しかし、その裏返しとして設定画面は複雑を極めます。「ただ日報を入力したいだけなのに、画面が複雑すぎて現場が使ってくれない」というケースが後を絶ちません。
2. 維持・改修に「専任エンジニア」が必要
「項目を一つ追加したい」というだけでも、専門的な知識（Salesforce認定資格など）を持った管理者が必要です。社内に専任を置く余裕がない場合、毎回外部ベンダーに高額な改修費を払うことになります。
現実的な最適解は「kintone × HubSpot」のいいとこ取り
そこで多くの中小企業が選んでいるのが、「kintone（業務管理）」と「HubSpot（マーケティング・顧客管理）」を組み合わせて使う方法です。
この組み合わせには、明確なメリットがあります。
kintoneの強み： 日本企業特有の「帳票」「日報」「承認フロー」がドラッグ＆ドロップで簡単に作れる。現場が直感的に使える。
HubSpotの強み： Webサイトからの集客やメール配信など、「売上を作る」機能が直感的で強力。
これらを連携させることで、「集客はHubSpotでスマートに」「契約後の管理はkintoneで確実に」という、コストを抑えた最強の布陣が完成します。
【比較表】コストと運用面の違い
経営判断において最も重要な「コスト」と「運用」の違いを表にまとめました。
比較項目 | Salesforce | kintone × HubSpot連携 |
【コスト】初期費用 | 数十万〜数百万円 | 0円〜数十万円 |
【コスト】月額費用（1名） | 18,000円〜（Enterprise版） | 合計 1,500円〜数千円 |
【運用】システム管理者 | 専任のエンジニアが必要 | 現場のリーダーで兼務可能 |
【運用】カスタマイズ性 | プログラミング知識が必要 | マウス操作のみ（ノーコード） |
【結論】向いている企業 | 予算潤沢な大企業・上場企業 | 成長フェーズの中小企業 |
一目瞭然ですが、コスト面でも運用難易度でも、kintone × HubSpotの組み合わせの方が圧倒的にハードルが低いことがわかります。
どちらを選ぶべき？失敗しない判断基準
最終的にどちらを選ぶべきか、迷ったら以下の基準で判断してください。
Salesforceを選ぶべき企業
すでに社内に専任のシステム担当者（エンジニア）がいる
年間数千万円規模のIT予算がある
グローバル規模で複雑なデータ分析が必要
kintone × HubSpotを選ぶべき企業
社内に「IT専任」はおらず、総務や営業リーダーが兼務する
「小さく始めて、徐々に機能を増やしたい」と考えている
現場が使いやすい（入力しやすい）ことを最優先したい
まとめ：中小企業のDXは「使いやすさ」が命
システムは「導入すること」がゴールではなく、「現場が毎日使って成果が出ること」がゴールです。 高機能なシステムに憧れる気持ちもわかりますが、まずは現場がストレスなく使える「kintone」や「HubSpot」から始めてみてはいかがでしょうか。
当社（TOKYO DIGITAL）は、kintoneとHubSpotの両方に精通して、双方を連携して日々活用しています。 「今のExcel管理から脱却したい」「安価にシステム化したい」というご相談に、貴社の状況に合わせた最適なプランをご提案します。
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